ピース＆カーム
Peace (安らぎ、平安、平和、和平、静けさ、沈黙、平穏、安心、無事、和解)
Calm (穏やか、静か、冷静、平静、平穏、落着き)
アクセス・バーズ のバーのひとつにピース(Peace)＆カーム(Calm)というものがあります。
通常、カインドネスとグラティテュードというバーズと一緒にランします。
アクセス・コンシャスネス ではカインドネスとグラティテュードが一般的な使い方とは大きく異なるため、頻繁に語られることが多いのですが、ピース＆カームはあまり 注目されることもないようです。
では、あなたにとって ピース＆カームとはどんな意味を持っていますか？
洞窟で瞑想しているようなイメージが沸いてきますか？
それとも穏やかなビーチ？
それは戦争とは全く反対のものだと？
もし、あなたの人生でピース＆カームが得られたとしたら、それはどんなものですか？
みんながハッピーであってこそピース＆カームでいられる、それには周りとの同調、そして同意していくことが大事だと思っている人が多いようです。
さらに何かしらワールドピース（世界平和）に働きかけていく必要があると考えられてもいるようです。
ほとんどの人にとってピース＆カームは、ほんの一瞬かいまみることが出来るものであって、このような騒がしい世の中ではそれを保ち続けるなんてか なわぬ夢を見ているようなものだと。
ピースとカームは自分たちの周りで何が起こっているかということに関わっていて、それにより自分たちの中もどうであるかが決まるというもの。
残念ながらこれではただ状況に左右されているだけで自分を見失ってしまっています。
もし、本当は他の選択もあるとしたら？
もし、世界のどこかでで何が起こっていても、自分の周りで何があろうともピース＆カームを選ぶことが出来るとしたら？
もし、周りの人がドラマ・トラウマに陥っているときでもピース＆カームの感覚を保っていられるとしたら？
ピースとは戦って得るものではありません。
しかしこの現実ではピースは周りからのものだから、そのために戦争を起こしたり、多くの議論を要するものだと考えられています。
法的手段をとり強制的に生じさせる必要があるものだと。
今までそんなやり方でどれだけうまくやってきたと言えるでしょう？
このピースはアクセス・コンシャスネスのディストラクター・インプランツの一つです。
ディストラクター・インプラントとは考えや感情からなりたち、わたしたちをアウェアネスから遠ざけ、本当に何が起こっているかという事を知ること からそらしてしまう役割をしています。
周りのピースのために戦っている限り、けっして自分の中にピースを持つことは出来ないでしょう。
ピースのために戦うということは、ものすごいジャッジメントを伴います。
そこから創リ出されるものは、ただ本当のピースへの抵抗が増していくだけです。
アクセス・バーズで何故ピースとカームが同じグループ扱いされるかと疑問に思う人がいるようです。
そしてピースとカームの違いはどのようなものかと。
あなたが周りで何が起こっているかに影響されたくないという意思があるときにカームを得ることが可能となってきます。
どんなことからも動揺も、かき乱されたりもしたくないという意思です。
これはバリアーを張るということではありません。
自分の全てのバリアーを下げて、何に対しても誰に対しても完全にIPOV（interesting point of view）とするということです。
何かからの影響を受けているときには、カームの可能性を失っています。
カームでいるということは選べることです。
ピースでいるということもまた選べることなのです。
ただ自分でいる。それだけで他に何も必要としない時にはピースを選んでいます。
少しでもジャッジメントが入った瞬間にピースへはアクセス出来なくなります。
本当のピースとは自分自身を含め、誰に対しても完全にアローワンスでいられること。
ピースとカームを選ぶことで、ジャッジメントというフィルターを通さずに本当に何が起こっているかという事を知ることが出来てきます。
いろんなことがはっきり見えてくるのです。（感情的になっているときはどうでしょう？）
ピースとカームを選ぶということは、ただゾンビのようになって他の人から何をされてもなすがままという意味ではありません。
ピースとカームを選ぶことで、その瞬間にいることが出来てきます。
そして誰かに何かされたとしても、反抗・反発しなくてもそれをこなせるのだという事を知ることになります。
このスペースから機能することが出来れば、気づかなかった能力と潜在力に自分でも驚くはずです。
すべては自分が選ぶことのできるエナジーで自分の人生をもっと楽に創っていくということです。
さあ、ピース＆カームを選ぶ時ですか？