イスラーム

『イスラームのメッセージ』【2】イスラームの基幹イスラームの政治的側面イスラームの経済的側面 イスラーム

『イスラームのメッセージ』【2】イスラームの基幹イスラームの政治的側面イスラームの経済的側面

身体と言葉をもって行われる種類の崇拝行為を、イスラームの基幹と呼びます。それはイスラームという宗教がそれを基礎にして成立し、かつその実践をもって人がムスリムかどうかを判断される基準となるものです。二つの信仰証言(シャハーダ)イスラームにお…
ガーフィル (信仰者) 📖 アル=ムゥミン【第40章】クルアーン~フィルアウンがムーサーを殺そうとした イスラーム

ガーフィル (信仰者) 📖 アル=ムゥミン【第40章】クルアーン~フィルアウンがムーサーを殺そうとした

第一の「死」とは、現世における生以前の無存在の状態、あるいは人間が胚子であった状態を指す。生命を宿す以前の、泥土で形づくられた器の時点では死んでいるに等しい。第一の生は誕生によって始まる。地上における、いわゆる現世の生である。第二の死とは…
ルクマーン 📖 Luqman 【第31章】クルアーン~木々を筆にし、海原を7倍に増やしてインクに イスラーム

ルクマーン 📖 Luqman 【第31章】クルアーン~木々を筆にし、海原を7倍に増やしてインクに

すべての人の本性は、思考や行動、またその人の存在そのものが方向性を持っている。信者は、その方向が完全に神にむいている者である。信者の人生は、神へと向かう人生であり、不信仰者の人生は神へと向かっていないものである。神の方へ向いている人は、実…
アキーダとイバーダ【はじめに】【第1部 アキーダ (信仰箇条)】 イスラーム

アキーダとイバーダ【はじめに】【第1部 アキーダ (信仰箇条)】

イスラームとはアラビア語で平和、従順、服従などの意味を持ちますが、一般的には「アッラーのみへの帰依」を表し、全人類のためにアッラーからもたらされた教えを指します。それは最初の預言者アーダム(彼の上に祝福と平和あれ)から最後の預言者ムハンマ…
包る者 (身を潜める者) 📖 アル=ムッダッスィル【第74章】クルアーン~今の秩序が変化し来世の時代が到来 イスラーム

包る者 (身を潜める者) 📖 アル=ムッダッスィル【第74章】クルアーン~今の秩序が変化し来世の時代が到来

預言者の本来の使命は、人々に警告を与えること。すなわち、来世で起こる出来事の本質について知らせること。 このような任務は、神の威光を心に抱いている者でなければ遂行できない。高貴な人格を持ち、いかなる悪にも手を染めることなく、見返りを求めず…
ﷲ アル=マリクとアル=マーリク【アッラーの99の美名】(マーリク=ル・ムルキ) イスラーム

ﷲ アル=マリクとアル=マーリク【アッラーの99の美名】(マーリク=ル・ムルキ)

マリク MALIK は王を意味する。王権はアッラーだけに属するものであり、アッラーが創造したものには属さない。ここ物理的な世では、アッラーの奴隷たちが地上の王となるために戦い、権力と支配権をめぐって互いに競い合っている。審判の日、現実には…
蜘蛛 📖 アル=アンカブート【第29章】クルアーン~ジクルが湧き上がり肉体と魂に流れ込む イスラーム

蜘蛛 📖 アル=アンカブート【第29章】クルアーン~ジクルが湧き上がり肉体と魂に流れ込む

人が神への強烈な認識、すなわちマーリファによって完全な知識に到達すると、神への思いがその人の存在そのものに浸透するようになる。これが神を想起すること(ジクル)の持つ意義である。この神を想起する源泉、すなわちジクルが湧き上がり、肉体と魂に流…
星 📖 アン=ナジュム【第53章】クルアーン~人間が何をすべきで何をすべきでないか イスラーム

星 📖 アン=ナジュム【第53章】クルアーン~人間が何をすべきで何をすべきでないか

預言者ムハンマドが夜の旅を通して七層の天を訪れた際のこと。ミウラージュ(昇天)の間に、彼は神の御しるしの数々を開示されるという栄誉ある経験をした。そうした栄光ある神の高みから、ひるがえって地上を見ればそこにはあまたの偶像とその崇拝者がはび…
サード 📖 Ṣād【第38章】クルアーン~イブリース (サタン) の策略から身を守る イスラーム

サード 📖 Ṣād【第38章】クルアーン~イブリース (サタン) の策略から身を守る

啓示とは単なる偶然や偶発的なものではない。それは真の祝福、それも神が人間に賜った祝福のうちもっとも偉大な祝福である。ひたむきな精神をもって啓示に向き合い、沈思黙考することにより、人間は自分自身と、周囲を取り巻く自然との関わりや、それらすべ…
朝 (朝の光) 📖 アッ=ドハー【第93章】クルアーン~苦難もあれば容易な状況も必要 イスラーム

朝 (朝の光) 📖 アッ=ドハー【第93章】クルアーン~苦難もあれば容易な状況も必要

この世では、昼があれば夜もある。その両方があって初めて、システムは完璧なものとなる。同じように、人が正しく成長するためには、苦難もあれば容易な状況も必要だろう。この世では、神に仕える者の潜在能力を活性化させるために苦難が待ち受ける。現在よ…