意外と知らない4つのエレメントの意味と使い方【占星術無料オンライン講座】

占星術4つのエレメント

占星術で使われる4つのエレメント。

意味と使い方がぼんやりしてたので、はっきりまとめてみようと思いました。

これからエレメントを取り入れて使いこなしていきたいという方はぜひ参考にしてください。

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4つのエレメントとは?

ギリシャの哲学者によると、世界のすべてのものは4つの元素でできています。

その4つの元素とは

  • ファイヤー Fire 【火】
  • アース Earth【土】
  • エアー Air 【空気】
  • ウォーター Water【水】

西洋占星術では、さまざまな方法でゾディアック・サイン(星座)を分類しています。一つの分類方法として、この4つの元素を使ったものがあり、エレメントといいます。

エレメントは、生命を与える力であり、人生の構成要素です。分類することで、個人のパーソナリティの傾向を示します。その資質が、行動や表現の仕方を表しています。

ファイヤー Fire :火

火エレメント占星術

ファイヤー Fire 火のサイン
  • おひつじ座
  • しし座
  • いて座

ファイヤーのサインは、衝動的で、反応しやすく、自己主張が強いです。プライド、情熱、勇気、創造性を持っています。抑制することが難しく、スピリットによって導かれるタイプです。時には主導権を握り、理想主義でもあるでしょう。

これらの特徴はそれぞれのサインと関連しています。おひつじ座は革新者で、過去よりも現在と未来を重視し、勇敢であり熱心なタイプです。主導権を握り、先陣を切ることができます。しし座は、情熱的で忠実であり、優れたリーダーになれるでしょう。いて座は他のファイヤーのサインよりも順応性と柔軟性に富み、同時に火が付きやすく、精神的に強いタイプで、スピリチュアルな指導者であることが多いようです。

ファイヤーのもともと備わっている代表的な特性は、エナジーです。このエナジーを使って積極的に何かをしたり、周りの人を奮い立たせたりすることができるのです。

ファイヤーの少ない人、またファイヤーのない人は、エナジーが不足している人です。つまり、才能が豊かであってもエナジー不足で、何かをするための興味や欲求が湧いてこないのです。もっとエネルギッシュな人と付き合うことで、バランスよくお互いが高められることでしょう。

アース Earth:土

土エレメント占星

アース Earth 土のサイン
  • おうし座
  • おとめ座
  • やぎ座

アースのサインは、信頼性が高く、実践的で、肉体的感覚が豊かです。収集と組み立て(おうし座と最も関係が深い)、実用的で現実的(おとめ座と最も関係が深い)、物質主義的で慎重(やぎ座と最も関係が深い)という特徴があります。おうし座は組み立て、おとめ座は働き、やぎ座は管理が得意です。

アースのサインは現実に根ざしています。また、肉体的、物理的に見たり触れたりできるものに非常に執着します。資源を管理し、利用することに長けています。何が効果的かを知りたがり、努力の成果を確かなものにしたがります。規律は、アースのサインをコントロールし、安全だと感じるのに役立ちます。頼りになる人たちです。

アースのもともと備わっている代表的な特性は、実用性です。物理的なものをありがたく使い、自分の利益になる方法を知っています。触れたり、使ったり、目に見える結果を得ることができない限り、何も信じません。お金、食べ物、服などはとても重要で、ストレスや不利な条件下では、非常に独占的になることがあります。

アースの少ない人、またアースのない人は、目に見える現実的な結果を得ることができないか、結果を得ることに興味がないのかもしれません。

エアー Air:空気

空気エレメント占星

エアー Air 空気のサイン
  • ふたご座
  • てんびん座
  • みずがめ座

エアーのサインは、人道的、知的、社交的、そしてコミュニケーション能力に優れています。ふたご座は最も適応力のあるエアーサインとされ、人生に対してメンタルなアプローチをとります。考えを整理し、再構築し、発信することに長けています。てんびん座は、エアーサインの中で最も行動的であり、考えや価値を比較検討することに優れています。みずがめ座は、この3つの星座の中で最も堅実で頑固であり、考えや価値の普遍性を直感的に把握することが得意です。

エアーのもともと備わっている代表的な特性は、知識です。アースのサインが物質的なものを多く持ちたがるのと同様に、エアーのサインは多くの知識を持ちたがります。そして彼らは、様々な情報源に精通し、その情報を共有することがとても重要なのです。潜在的な弱点は、現実性よりも、理論的すぎることです。

エアーの少ない人、またエアーのない人は、コミュニケーションに問題があるか、あるいは他者とのコミュニケーションに興味がないのかもしれません。

ウォーター Water:水

水エレメント占星

ウォーター Water 水のサイン
  • かに座
  • さそり座
  • うお座

ウォーターのサインは流動的で感情的、そして直感的でもあります。論理よりも感覚に頼るところが大きいでしょう。知覚が鋭く、霊感、そして理解力を持っています。かに座は感情的で、家庭を重視し、養育に長けています。さそり座は、意欲が旺盛で、親密な関係を築くことが得意です。うお座は、スピリチャルで普遍的なレベルで理解し、特に思いやりと感受性が豊かです。

ウォーターのサインは主観的であり、何よりもその状況に対する自分の感情や波動に導かれるタイプです。その場の空白を埋めながら、自分の道を切り開いていきます。また、物事の深い意味を追求し、右脳的な思考に傾くことがあるようです。ヒーラーでもあります。

感情は目に見えず、その感情による行動は見られ、理由がないように見えるため、周りからは理解されないことが多いかもしれません。気持ちよく過ごすことを必要とします。感情的な雰囲気を好み、良いことも悪いことも他人と共有することができます。直感が鋭く、ウォーターが強い人同士なら、言葉を介さないコミュニケーションも可能になります。

ウォーターの少ない人、またウォーターのない人は、他人と共感することができず、感情的に孤立しやすいでしょう。そして誰にでも簡単で、当たり前のことが理解できなかったりするかもしれません。

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エレメントの使い方

ネイタルチャートで見てみる

まず、使い方として思い当たるのが、生まれたときの自分の星座で当てはめてみるというものかもしれません。正確には、一般的に言われている自分の星座は太陽のサイン、サンサインのことです。

たとえば、3月末から4月20日までの生まれの人は、「わたしはおひつじ座だから、ファイヤーのサインだ」と思うかもしれません。しかし、これはすこし単純すぎる考え方です。

わたしたちは皆、異なる要素の混合物でできており、出生のネイタルチャートによって、自分がどのような混合物であるかを推定することができます。

ネイタルチャートを読み、それが何を意味するのか、その人について何を語っているのかを理解できるよう解釈してみましょう。

エレメントのバランスをみる

ネイタルチャートで、どうやってエレメントのバランスをみていくのか?最もシンプルな方法は、各エレメントのサインに、いくつのプラネットがあるかを数えてみることです。

占星エレメントの使い方

上のチャートは、astro.com の無料チャートを使った、キアヌ・リーブスのネイタルチャートです。

ファイヤーのサインには何もなく、エアーのサインにもほとんど何もないことがわかります。

占星エレメントの数え方太陽 水星 天王星 冥王星 木星と5つのプラネットがウォーターのサインにあり、月 火星 金星 土星 海王星がアースなので、この2つの要素が同じくらい強く表れている人です。

このカウントに、アセンダントや、MCを使う占星術師もいるかもしれません。あるいは月のノードやカイロン、その他を考慮に入れるかどうかは、あなた次第です。ここではよりシンプルに、それらは使用しません。

じつは、astro.com のチャートを使うと右下にエレメントの表があり、F A E W の文字は、それぞれ4つのエレメントを示しています。

ポイントをつけてみる

エレメントのバランスをさらにカスタマイズする方法もあります。

太陽と月は天体の中でも、よりよく見える天体なので、最重要であり、他のプラネットよりも多くのポイントを割り当てることにします。4点にしましょう。

また、パーソナル・プラネットと呼ばれるものがあります。水星、金星、火星です。これらも重要ですが、太陽・月に比べるとやや劣るので、それぞれ3点ずつにしましょう。

次に、いわゆるソーシャル・プラネットである木星と土星ですが、これらはその人の社会的な位置づけを理解する上で重要です。この2つのプラネットには2点を割り当てます。

最後に、いわゆるハイヤー・プラネットである天王星と海王星と冥王星があります。それらはゆっくり動くので、同じ世代の人は皆同じサインだったりします。したがって、エレメントのバランスにおいては重要ではありません。 それぞれに1点のみを割り当てます。

では、キアヌ・リーヴスのエレメントバランスを、プラネットごとのポイント数を考慮して計算し直してみましょう。

太陽4、水星3、木星2、天王星1、冥王星1、アースは11点。月4、金星3、火星3、土星2、海王星1で。ウォーターは13点になりました。

キアヌ・リーヴスはウォーターとアースの人だと言えるかもしれません。ほぼ同じ強さですが、ウォーターの方がやや強いです。

心理的特徴をみる

また、ファイヤーとエアーはポジティブなエレメント、つまり男性エレメントと考えられていることも知っておくと面白いかもしれません。アースとウォーターはネガティブなエレメント、または女性です。

ポジティブとネガティブは良い悪いを意味するものではありません。また、男性や女性というのは、その人の実際の性別を示すものでもありません。

その人の心理的特徴、人生に対する姿勢のようなものです。男性やポジティブは積極的な姿勢を、女性やネガティブは消極的で思索的な姿勢を意味します。

できるだけ多くの人のエレメントをみてみよう

さあ、これで占星術でのエレメントを理解し、バランスを見ることができるようになりました。

簡単な計算で、その人の持っているエレメントが何を意味するのか、その人について何を語っているのか、少しでも理解が深まることでしょう。

 

あなたは、自分のエレメントをみてみましたか? 身近な人のもみてあげることができますね。

 

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